化粧水や乳液、保湿クリームなど、基礎化粧品にはさまざまなものがありますが、あなたはその役割をきちんと把握していますか?
なんとなく使っている女性が多かったり、「化粧水しかつけていない」という方や「美容液の役割がわからない」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はわかっているようでよくわからない基礎化粧品の役割についてご説明していきます。
基礎化粧品の役割を再確認して、さらなる美肌を手に入れましょう。
化粧水の役割
まずはさっそく、化粧水がどのような働きをしているのかを見ていきましょう。
化粧水は、ローションとも言われ、基本的にはさらさらとした水のような質感をしています。
この化粧水には、お肌に潤いを与えるという役割を持っています。
お肌に潤いを与えて、皮膚の水分量を適切なものへと導くという役割があるのです。
お顔を洗顔料で洗ったあとは、どうしてもお肌の内側の水分が蒸発していってしまいます。
その蒸発した水分を、化粧水で補っているのです。
美容液の役割
美容液には、お肌に栄養分を補充するという役割があります。
さまざまなタイプの美容液がありますが、たとえば乾燥肌の女性であれば保湿効果のある栄養分であるセラミドなどをお肌に補充したり、エイジングケアが必要な女性であればアンチエイジング効果の高いヒアルロン酸などを補充したりするのです。
化粧水などにもそういった成分が含まれているものもありますが、化粧水でお肌を整えたあとに美容液で更に補った方がその効果が高まります。
そのため、最低でも20代後半頃からは美容液でのケアを取り入れることが重要です。
乳液の役割
乳液には、化粧水で補った水分と美容液で補った栄養成分をお肌にとじこめるという働きがあります。
乳液を塗らなければ、化粧水の水分や美容液の栄養成分は空気中に蒸発していってしまいます。
乳液には、その蒸発を防ぐ「フタ」のような役割があるのです。
また、乳液自体にも美容成分や保湿成分が含まれていますので、化粧水と美容液の効果をさらに高めてくれるという大切な働きがあるのです。
保湿クリームの役割
保湿クリームにも、乳液と同じく化粧水と美容液の成分が蒸発しないようにお肌に「フタ」をするという役割があります。
そのため、お肌の状態やタイプによっては、乳液だけで充分にスキンケアが完了する場合もあります。
たとえば、あなたがオイリータイプのお肌だった場合には、化粧水、美容液、乳液の3ステップだけで充分な場合があります。
保湿クリームは油分が多いので、その上から保湿クリームを重ねてしまうと、お肌の油分が多すぎてしまい、吹き出物などができてしまう原因にもなりかねないからです。
また、普段はオイリー肌ではないという女性であっても、生理前や生理中などには注意が必要です。
普段は乾燥肌という人であっても、生理前や生理中はお肌の状態がオイリータイプに傾きやすいので、保湿クリームをぬるのはやめておいた方が良いかもしれません。
いずれにせよ自分のお肌の状態をよく観察して、オイリー肌になってきていると感じたら保湿クリームでのお手入れは控えた方が無難です。
保湿クリームが高い効果を発揮するのが、乾燥肌に対してです。
保湿クリームには、「フタ」の効果があると先ほどお伝えしましたが、これはつまり乳液の「フタ」にもなってくれることを意味しています。
そうすれば、乳液という「フタ」の上からさらに保湿クリームという「フタ」をすることになり、必然的に「フタ」が二重になるということですよね。
フタを二重にすれば、化粧水の水分と美容液の栄養成分がお肌から蒸発してしまうのをさらに防ぐことができますので、より高い保湿効果を得ることができるのです。
そのため、乾燥肌の女性には必ず保湿クリームを使ったスキンケアをすることをおすすめします。
基礎化粧品の役割まとめ
今回は、基礎化粧品の役割をご紹介しました。
「はじめて知った」という方は、ご自身が使うべき基礎化粧品がどういったものなのかを把握することができたのではないでしょうか?
また反対に「すでに知っていた」という方であっても、基礎化粧品の役割を改めて確認することで、ひとつひとつのスキンケアにどういった意味があったのかを改めて思い出すきっかけになったのではないでしょうか?
なにごともその意味や役割を考えずに、なんとなくおこなっていては、その効果も半減してしまうというものです。
これを機に基礎化粧品がそれぞれどのような働きをしているかを確認し、日々のスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか?